切迫性尿失禁

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切迫性尿失禁とは?
トイレまで我慢できずに漏らしてしまう尿もれ(尿失禁)

切迫性尿失禁とは、急にトイレに行きたくなり、我慢できずに漏らしてしまう尿もれのことです。
本来、膀胱は脳からの指令でコントロールされていますが、これが何らかの原因により正常に機能しなくなると、膀胱が異常収縮を来して急にトイレに行きたくなります。
この急な尿意を尿意切迫感と言い、切迫性尿失禁の代表的な症状となります。

腹圧性尿失禁と合併することも(混合性尿失禁)

切迫性尿失禁は腹圧性尿失禁と合併するケースがあり、これを混合性尿失禁と言います。
混合性尿失禁の中にも切迫性尿失禁の症状が顕著なケースもあれば、腹圧性尿失禁の症状が強く現れるケースがありますので、それぞれの病態に応じて適切な治療方針を立てることが重要となります。

切迫性尿失禁の症状は?
急な尿意・頻尿・尿が我慢できないなど

切迫性尿失禁の症状として、尿意切迫感(急にトイレに行きたくなる)、頻尿(トイレが近い)、尿が我慢できず漏らしてしまう、1回の排尿量が少ないなどが挙げられます。
尿意は何の前触れもなく起こることが多いため、外出や公共交通機関での移動など、普段の生活に支障を来すようになります。

切迫性尿失禁の原因は?

切迫性尿失禁の原因として、大きく神経因性と非神経因性に分けられます。

神経因性

脳梗塞やパーキンソン病、脊髄損傷などの脳・脊髄神経の疾患により、脳と膀胱・尿道を結ぶ神経が障害されて、正常にコントロールされなくなり、尿意切迫感や頻尿、尿もれなどの症状が起こるようになります。

非神経因性

加齢などによる骨盤底筋の緩み、膀胱の機能低下、また男性では前立腺肥大症、女性では膀胱がんや子宮脱などの疾患が原因で切迫性尿失禁が起こることがあります。
ただし、こうした要因が複雑に絡み合っているため、原因が特定できないケースも多々あります。

切迫性尿失禁の治療は?

切迫性尿失禁の治療の中心は、抗コリン薬を使った薬物療法です。
ただし、お薬では改善されない切迫性尿失禁もあり、切迫性尿失禁をともなう難治性の過活動膀胱と診断された場合には、ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法(以下「ボトックス手術」と称する)を行えます。
当院ではこのボトックス手術(保険適用)に対応しておりますので、「お薬を飲み続けても改善されない」とお困りでしたら、お気軽にご相談ください。
かねみつクリニックは今福鶴見駅から徒歩8分とアクセス便利なクリニックです。
(※ボトックス手術について詳しくはこちら

薬物療法

膀胱の過剰な働きを抑える効果や、膀胱の容量を拡大させる効果などがある抗コリン剤を処方して、切迫性尿失禁を治療します。

行動療法

薬物療法と併用して、各種行動療法も行います。
まずは排尿日誌をつけていただき、適正な水分摂取の指導を行います。
また、適度に尿を溜めておけるようにする膀胱訓練も指導します。
問題のない範囲で意識的に尿を我慢する習慣をつけることで、症状が改善される場合があります。
そして緩んだ骨盤底筋を鍛えるために、骨盤底筋体操を継続的に行っていただきます。